JR鹿児島中央ビルAMUWE3階の歯医者さんです。

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インプラント治療

インプラント治療とは

自分の歯(天然歯)を失った部分に「インプラント」と呼ばれる人工歯根を埋め込んで、その上から人工歯を装着することで歯の機能を回復させる歯科治療です。

歯を失った時の一般的な治療法として、これまでは「ブリッジ」や「入れ歯」が行われていましたが、これからの治療では「しっかり噛めない」「見栄えが悪い」などの悩みを持つ人も多く、こうした問題を解決する新しい選択肢と注目されています。

ブリッジ

ブリッジ

部分入れ歯

部分入れ歯

総入れ歯

総入れ歯

インプラント

インプラント

顎の骨とインプラント人工歯根)が結合することで、ご自身の歯と同じようにしっかりと噛むことができ、また、独立して歯を再現することが出来るので、ブリッジや入れ歯のように他の歯に負担をかけることがありません。

インプラントと天然歯の違い インプラントの構造はインプラント体(人工歯根)を埋め込み、アパットメント(支台)の上に

当院のインプラント治療

手術したその日から食事ができるALL-on-4 4本ですべての歯を支え、手術した日に仮歯も入リます

手術したその日から食事ができるALL-on-4

多くの歯を失った人のインプラント治療は、埋入するインプラントの本数が多くなってしまうため、患者さまの費用の負担や身体の負担が大きくなってしまいます。そのような欠点を克服したのがAll-on-4オールオンフォー)です。
ポルトガルのDr.PauloMalo(パウロ・マロ)が開発したAll-on-4は、斜めに埋入された4本のインプラントで十分な強度を保ちながら、固定式の歯を入れることができます。
All-on-4ならば、埋入するインプラントを最小限に抑えられるため、費用や身体の負担を抑えて、天然歯と同等な咀嚼能力・審美性を取り戻すことができます。
また、All-on-4は手術当日に仮歯の装着が可能です。

ザイゴマ・インプラント
ザイゴマ・インプラント

ザイゴマ・インプラント〜上の歯を当日に装着〜

ザイゴマ・インプラントは、上あごの歯が全てなくなってしまった方、ほとんどダメになって噛めなくなってしまった方に、その日のうちにしっかりした仮歯まで装着できるインプラント手術です。通常より長い専用のインプラントを頬骨に埋入することによって、骨の移植や造成を行う必要なく上あごの歯全体を固定します。

  • 外科手術を必要最小限に抑える
  • 歯槽骨の不十分な患者様でもインプラントが可能
  • 侵襲の大きい骨移植の回避が可能
  • 骨移植手術を行う場合と比較して短期間で仮歯が入る

などのメリットがあります。
ザイゴマ・インプラントは頬骨に対してインプラントを埋入するので、専用の設備と熟練した外科手術のスキルが必要になります。

——こういう方に適応されます

  • 総入れ歯の方
  • 歯周病などの症状で上あごの歯がグラグラしている方
  • 骨が著しく吸収されて通常のインプラントが困難な方 など
歯がない期間を作らない抜歯即時埋入法では特殊なフィンが骨の海綿質を圧縮して固着します

歯がない期間を作らない抜歯即時埋入法

一般的なインプラント治療の場合、抜歯後からインプラント埋入まで数ヶ月、さらにインプラント埋入後から仮歯装着までも数ヶ月待つ必要がありました。そのため「人前で歯がないのは困る」という理由で、インプラント治療を諦めている方もいるのではないでしょうか。
抜歯即時埋入法は、手術当日まで抜く歯を残して、抜歯と同時にインプラントの手術を行っていく手法です。その日に仮歯を入れられるので、治癒期間を待たず、問題なく食事や会話が可能です。
また、歯茎を切開・はく離をしなくても済むことが多いので痛みや腫れが少ない・抜歯直後は生体の治癒力が活発に働くため傷口の回復が良いなどのメリットもあります。

骨が薄い・ない方へは、骨造成を

骨が薄い・ない方へは、骨造成を

インプラント治療を行い成功へと導くためには、インプラントと顎の骨がしっかりと結合する必要があります。そのためには、インプラントを適切な深さ・幅に埋入するための歯槽骨の幅や量が必要となります。しかし、現状では骨量が不足している患者様は多くいらっしゃいます。
骨自体が足りない場合は「骨造成」という治療を行います。骨造成治療を行っていない歯科医院では、骨がないからインプラントは出来ないと断られてしまうこともあります。
当院では、サイナスリフトやソケットリフト、GBR、リッジエキスパンジョンなど様々な骨造成の手術を行っています。患者さまのお口の状況に合わせて適した骨造成の手術をご提案いたしますので、安心してご相談ください。

静脈内鎮静法で、痛み・不安を軽減

静脈内鎮静法で、痛み・不安を軽減

「インプラントを行いたいけれど手術が怖い」そのような不安な声をよく耳にします。
患者さまにとって、肉体的な痛みだけでなく手術への緊張感や恐怖心といった精神的なストレスも大きな不安要素です。そのた当院では「静脈内鎮静法」を行っております。
これは点滴により静脈内に鎮静剤や鎮痛薬を投与するもので、患者さまはうとうとと半分眠ったような非常にリラックスした状態で手術を受けることができます。
静脈内鎮静法は麻酔科医が担当し、常に患者さまの全身状態を把握していますので、安心して手術を受けていただくことができます。
今まで「痛みへの不安」や「手術への不安」などインプラント治療に踏み切れなかった方もぜひご相談ください。

インプラント治療の流れ

Step.1 カウンセリングにはじっくり時間をかけて

インプラント治療の第一歩はカウンセリングです。より的確な治療計画を立てるために不可欠なステップです。
お口の状態は患者さま一人ひとり全く違いますし、要望そして不満、現在抱えている悩みもそれぞれ多様に違いがあります。
患者さまの希望に沿った、満足して頂ける治療を行うために、当院では専任のカウンセラー(TC:トリートメントコンダクター)が、 じっくりと患者さまの声に耳を傾け、患者さんのニーズを詳しく把握するように努めます。また、この時に治療期間、費用、メリット、デメリット等についても詳しくお伝えいたします。

Step.2 精密検査と正確な診断

インプラントを埋め込む位置や角度には正確さが求められますので、顎の骨の形状や骨の状態、血管や神経の場所などをレントゲン検査、CT検査、写真撮影などで精密に把握します。特にCTでは、お口の状態が立体的に解析でき、インプラントをどこに埋入するべきか、骨造成がどれくらい必要か、またどの部分に重要な血管や神経が通っているかなども正確にわかります。
さらに口腔内診査を行い、顎の骨の状態や厚み、歯肉の状態、歯を失った部分のかみ合わせの具合などを、詳細に調べます。
この精密検査のデータをもとに、インプラントの正確な埋入位置や深さ・角度を検討します。

Step.3 成功の鍵を握る「設計(治療計画)」

検査・診断に基づき、患者さまのご要望を聞きながら、インプラントを埋め込む本数やサイズ、埋め込む位置などについて詳細かつ緻密な設計(治療計画)を行います。
この設計において重要な要素の1つに「構造計算」というものがあります。一人ひとりの患者さまにとって「理想のかみ合わせ」はたった一つしかありません。その理想を設計をするために重要になってくるのが構造計算なのです。患者さまにとっての理想の歯並び・歯の形を導き出し設計図を作るベースとなります。

Step.4 患者さまの負担軽減を考慮した手術法を選択

大きくわけると手術を1回で済ませる「1回法」と2回に分けて行う「2回法」があります。当院では、体への負担が少ない「1回法」で手術を受ける患者さまが現在90%以上です。
ただ、2回法には「細菌感染のリスクが低い」というメリットがありますので、口腔内の環境によっては2回法が適した患者さまもいらっしゃいます。

Step.5 仮歯と最終補綴物(人工歯)

基本的には手術当日に仮歯をかぶせますが、仮歯をかぶせないときは「ヒーリングアバットメント」という円筒形の金属をインプラントにかぶせ周囲の歯肉の回復を待ってから仮歯を装着します。
その後、かみ合わせの調整→最終仕上げ用の仮歯を装着→最終的な人工歯(最終補綴)の作製→最終補綴の装着、と進みます。

Step.6 メインテナンスをしっかりと

治療終了後の定期メインテナンスがインプラントを長持ちさせる秘訣です。
インプラント自体の寿命は半永久的といわれ、人工歯ですからむし歯にもなりません。しかし、インプラントを支える歯茎や骨は、ケアを怠ると病気になります。
代表的な病気が「インプラント周囲炎」です。簡単に言えば、インプラントの歯周病です。最悪の場合はインプラントが抜けてしまうこともあります。
定期検診で、しっかりとケアし、インプラントや口腔内の僅かな変化も見逃さず、早期発見・早期対処を行うことで、インプラントの長期安定が可能になります。

インプラント治療の副作用とリスク

  1. インプラント治療は、一部を除き健康保険が適用されない自由診療です。
  2. インプラント治療は、外科手術を伴います。今まで問題がなかった神経や血管などに影響が出るリスクが生じます。また、術中に、歯牙や骨の状態により手術内容が予定より変更することも起こりえます。なお、お身体の状況によってはインプラント手術自体受けられない場合もあります。
  3. インプラント治療は、顎の骨に穴をあけて人工の歯根を埋め込み、その上に人工の歯を被せます。インプラントが骨に結合するまでに約3カ月~6カ月の治癒期間を要します。
  4. お身体の状態や細菌感染により、術後インプラントが骨と結合しない場合があります。この場合、原因を取り除いて再治療を行います。
  5. インプラント手術の際に神経に触れた、もしくは近かった等の影響により神経を損傷・圧迫する場合があります(知覚異常や鈍麻)。インプラントによる神経の圧迫、損傷、切断がある場合はインプラントを撤去します。経過を見る場合や、内服薬で治療を行う場合もあります。
  6. 上顎にインプラント治療を行う際に、上顎洞に破るリスクがあります。そこに感染が生じると上顎洞炎を引き起こす場合があります。その際にはインプラントを除去する可能性があります。また耳鼻咽喉科で治療を受ける必要が生じることもあります。
  7. インプラント手術直後は、違和感・痛み・腫れ・出血などが発生する場合がありますが、一時的なもので大半は2~3日でおさまります。
  8. 処方された薬の服用により吐き気、めまい・眠気・咳・お腹が緩くなるなど一時的な副作用が現れることがあります。
  9. 心疾患、骨粗鬆症等、内科的な疾患のある方は、インプラント治療が適さないケースもあります。また血圧の薬など普段服薬しているお薬等も治療に影響する事があります。治療前に歯科医師に申告してください。
  10. 免疫力や抵抗力が低下している方・歯周病の発生リスクが高いとされる糖尿病の方・、口腔内の衛生状態の悪い方・喫煙者の方は、事前に生活習慣の改善・治療が必要な場合があります。
  11. 骨の成長途中のお子さま(およそ18歳未満の方)は、インプラント治療はできません。また、痛み止め、抗生物質等を使用するため、妊娠中の方・妊娠の可能性のある方・、授乳中の方は、インプラント治療を控えてください。
  12. インプラント治療後は、定期検診とメインテナンスを継続する必要があります。口腔内の衛生状態が悪い方、歯ぎしり・くいしばりの強い方はインプラント周囲炎(インプラントの歯周病)を引き起こす可能性があります。日ごろから丁寧なケアが必要となり、咬合調整やナイトガード(マウスピース)の装着も必要になる場合があります。

当院では、上記のようなリスクや副作用が起こらないよう、精密検査と正確な診断に基づき、患者さまとともに治療計画をしっかりと行い、安全性を期したインプラント治療を心がけております。

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